横浜市K邸2018年9月

今回のご要望は下記をいただきました。
〇サンルームを作り、多目的に活用したい。お洗濯もされるため風通しも重視。
〇道路から２Ｍ～３Ｍほど高台にあるため、お子様が落下しないようにしたい
〇玄関から道路とサンルームまでスムーズに向かえる動線にされたい
〇全体的にオリエンタルモダンな雰囲気に
〇中庭は果樹園にしたい
※写真をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

施工前の写真です。駐車場擁壁の上に建物が建っている形状になります。手前に一般の方の通路階段があります。

工事開始です！まず、外周周りの板目擁壁を作成します。景色がよく見えるように外周のみ低めに設定し、のちほどワイヤーロープを上部に取付けます。
板目擁壁の木目がしっかり見えますね。幕板の木目を１枚１枚浮かび上がらせて版画のように木目をつくるという凝ったつくりならでは。

門袖と外周周りの板目仕上げは一体型にしました。門袖はポストとインターホン等を付けるため高めに設定。

建物形状の関係で躯体に付けない、独立型のサンルームを作成することに。オールグラスポーチの骨組みがスタートしました。

既存の軒の出に少し入り込むように設定することで、雨の日も濡れずにサンルームに入ることが出来ますね。

骨組み足を固定するためコンクリート土間をプラス５００ｍｍ打ちます。そのためのコンクリート留めブロック積をしています。

打ったコンクリート土間にタイルを敷き詰めました。サンルーム内は大盤にして変化を付けています。

オールグラスポーチは扉も含めて四方すべての面がガラス扉になっています。サッシ部分もすっきりしていますね。水勾配をしっかり付けて念のため入口付近に排水も設けました。

入り口に立った目線で写真を撮ってみました。視界が開けて解放感抜群ですね！

目立たない角に電源ボックスを。洗濯のための乾燥器を置くためです。

外周周りの一般階段側には目線隠しにて、高めのウッドスリット交互張りを設けます、もう少しで完成です！目線隠し率抜群の上は風通しも抜群です！

中から見た写真です。目線隠しばっちりでプライベート感があります。
（天井にライトが付きますので夜でもプライベート空間を楽しむことが出来ます。）

網戸も両サイドに取付けました。ジャバラ式にて見た目もいいですね。全開にして風を取り込んでも蚊が入りません。本当にこの時期は蚊との壮絶な戦いですからね。

網戸を遠くから見ると目立ちづらくて景色の邪魔をしません。逆サイドのウッド縦スリットフェンスから風を通しこの網戸側に風を抜けさせます。

低めの擁壁部分にお子様落下防止のワイヤーフェンスを細かく設けました。目をこらして見えるかどうかというワイヤーにて。こちらも景色を邪魔しませんね。

大分段数がありますので道路から上がる階段部分に手摺を設けました。
（ルシアス自立型補助手摺）

お子様が階段から転がった時にすぐに道路に出てしまうが心配とございまして門扉を取り付けました。こちらの門扉は鋳物にて模様のガラスはなんと切子ガラスになります。
近くで見ると日本工芸の細かな芸は尊敬とともになんとも言えない風情とよさがあります。

道路から見た写真です。これからシャッターの取り付けです！

シャッターはリクシル鈴木シャッターを。

色はゴールド色になります。センサー付になるので開け閉めがとても楽です。

お車から降りる時お子様がドアを開けた瞬間に擁壁にぶつけてしまう可能性があります。
こちらはドアのスクエアクッションになります。自由自在に組み合わせ可能です。

暗い雰囲気になりがちな車庫がお子様にとって楽しい雰囲気になるように、クッションを組み合わせました！

マグネット式にすることも出来るため、クッションが劣化しても新品に取り替えも可能です。

さあさあ仕上げ作業に入ってきました。水栓はオールグラスポーチと同じ質の壁形状のものを選びました。
（ラミウムウォール立水栓）

門袖前にはゴロ太石にて土留めをして宿根草と常緑にてアレンジしました。仕上げで目指しているのはオリエンタルな雰囲気、無事到着出来てますかね？

中庭には奥様ご希望の果樹園にジュンベリー、とげのないレモン、ビルベリー等を。果樹以外には、球根・宿根草・常緑低木にてアレンジを。一番奥にはスモークツリーを植えました。
成長したら背面にオリエンタルな雰囲気を出してくれるでしょう。地被はヒメイワダレソウを植えます！

お子様が奥まで動きまわれるように動線を確保して植樹いたしました。ご家族皆で収穫を楽しんでいただきたいですね！